三つ葉の日、三ツ矢サイダーの日、シルクロードの日、京都裏千家利休忌

2021/03/28 08:16


今日は何の日。


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三つ葉の日――。


三つ葉というとお吸い物に入っている草ですね。


目をつむって思い起こそうとすると、その感じがよみがえってきます。


お椀の中で汁に浮かぶ三つ葉を箸ですくって口に運ぶ。くたくたになった葉っぱが青くさい匂いと苦みとなって鼻腔と舌を刺激する。


美味しいと思った記憶はありません。


これから先、口にすることがあるでしょうか。心もとないです。


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三ツ矢サイダーの日――。


私の幼い頃には贅沢な飲み物でした。まだ冷蔵庫が普及していなかった時代です。


銭湯の帰り道に母がお店で買ってくれた冷えたサイダーの味を覚えています。世の中にこんなに喉ごしのいい飲み物があるのかと思いました。


清涼飲料水とはよく言ったものです。春日井シトロンソーダという粉末ジュースが発売された時に、これで家でサイダーが飲めると歓喜したのを思い出しました。


ふと思ったのですが、銭湯帰りに飲んだのは瓶入りのサイダーではなくラムネだったかもしれません。両者の違いは分からないのですが、ぼんやりした思い出を壊したくないので検索するのはやめておきます。





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シルクロードの日――。


絹を運んだといわれ、学校の教科書に出てくる地図に描かれていたとてつもなく長い道です。


道って何でしょう。獣道という言葉が頭に浮かびました。


大小の動物たちや人が移動するたびに、開けていく土地の一部が続いて道になっていくわけです。無数の道がある中で、地図に記され、さらには誇らしげに教科書に載る道はそんなに多くはないと思います。


そして、話は飛びますが、一帯一路。


そもそも自然にできあがるものだった道が、やがて人間によって舗装・整備されるようになり、挙げ句の果てには「構想」されるものになったということでしょうか。


ため息が出ました。こんなふうでいいのでしょうか。





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京都裏千家利休忌――。


うちの日めくりに載っています。


昨日は「京都表千家利休忌」とありました。千利休の命日らしいのですが、利休については知りません。


茶道も道ですね。


裏千家と表千家。どんな道、つまり芸道にも派閥が付きものです。流派、主流派と非主流派、正統と異端、多数派と少数派、保守と革新、本家と分家、正と邪、主と従、下克上、復古……。


西ローマ帝国と東ローマ帝国、西の大関と東の大関、北軍と南軍、北酒場と南酒場、右大臣と左大臣、右往左往、左前と右前、上り電車と下り電車、上座と下座と土下座、うなぎ登りとつるべ落とし。


パンタレイ。


京都〇川と大阪西〇と東京〇川。木村屋、きむらや、キムラヤ。柔道とjudo、俳句とhaiku、野球とベースボールとクリケットとソフトボールとカラーボール野球と野球拳……。


パンタレイ。


道はまっすぐに進むものではないようです。水の進む道つまり川のように、分かれ、曲がり、他の川とくっついたり離れたり、遮られたり溜まったり……。これが自然なのでしょうね。


パンタレイ。


話が脱線して、ごめんなさい。ここの記事は万事こんな調子なのです。




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