仏壇の日、さくらの日、世界演劇の日、祈りの日
2021/03/27 14:48
今日は何の日。
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仏壇の日――。
うちには仏壇はありません。
四年前に亡くなった母の遺影を載せた台があるだけです。
この台は母がいつも座っていた居間のテーブルのすぐそばに置いています。
今この文を書いている席からも見えますが、写真の笑顔に励まされます。
仏壇はなくても、これで十分です。
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さくらの日――。
今年の桜の満開時期は全国的に早いですね。
人混みが苦手なので花見はしません。
車窓から眺めるとか近所を散歩した時に愛でるくらいです。
桜は豪華に咲いてあっけなく散りますが、それが魅力ではないでしょうか。
そのあっけなさを詠ったり歌ったり唱ったり謡ったり、文章にする。これが日本の文芸の伝統を支えているようです。
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世界演劇の日。
私は劇は観ません。決められた席でじっとしているのが苦手なのです。劇場みたいに閉所も駄目です。
演じるほうの話ですが、お芝居に取り憑かれる人は多いですね。
独特の高揚感があるみたいで、それを知ってしまうともう抜けられないようです。
役者として成功する人は一握りで、ほとんどの人が挫折するか諦めざるを得ない状況に追いこまれるといいます。
お芝居だけでは食べられないので、副業で身を支えている人もたくさんいますね。
夢を追うのは、というか夢が追えることは、幸せだと思います。追いたくても追えない人もいるのですから。
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祈りの日――。
何かに祈るという気持ちは大切ですね。
祈ることで助けてくださいと一方的にお願いするのではなく、助けをお願いする分、自分のできる範囲内で「返す」努力を忘れないでいたいと思っています。
いただきたいのなら返さなければ。
このご時世には日々無力を感じますが、祈ることで生き延びようではありませんか。自分が「何を返せるのか」と考えながら。
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